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平野小学校児童 田植えで農業学ぶ

真剣に田植えをする児童
真剣に田植えをする児童

 中野市立平野小学校は5月25日、岩船にある4アールの水田でもち米の苗を植えました。

 当日は同校の5年生73人が作業を体験。ほとんどの児童が田植えは初めての経験でしたが、苗を片手に持ち裸足で水田に入りました。ぬかるんだ水田に足を取られ、泥だらけになりながらも「冷たくて気持ちいい」「初めてだけど楽しい」と話しながら、最後まで丁寧に植えていました。

 水田所有者の町田隆夫さんは、子どもたちに食や農業に関心を持ってもらおうと毎年水田を提供しており、今年で19年目。児童と対話をしながら、苗の植え方を教えていました。「体験を通して農業の大変さだけでなく、食べ物の大切さを学び、感謝の気持ちを持てる子どもたちに育ってほしい」と話しました。

 今後5年生はイネの観察や収穫を行い、もち米を使ったもちつきや収穫祭を予定しています。