スピードスプレーヤー 整備講習会開く
JAは3月6日、ジェイエイ・アップル㈱工機センターにて、スピードスプレーヤー整備講習会を開きました。
スピードスプレーヤー(通称SS)とは、ぶどうやりんご・ナシなどの園地において、液状の農薬を効率よく散布し、病害虫を防除するために用いられる走行型の薬剤噴霧機です。広い園地では、散布にかかる労力を大幅に軽減することができます。
当日は、普段からSSを使用している方や、新しく導入を検討している生産者など45 人が参加。工機センター担当者は、使用前の確認事項やオイル量のチェック・薬液タンクの清掃など整備方法を説明し、参加者はメモやスマートフォンで撮影をしながら熱心に受講していました。
また、園芸課担当技術員からは園地での散布経路や、散布時の注意点を説明。「薬液が到達しにくいところが病気になりやすい。樹冠の内側にも薬液がしっかりかかるように枝を空かせることが大切。散布に気を取られて前方不注意になりやすく、事故につながるので、走行経路に障害物がないように園地の管理を徹底してください」と呼びかけました。
JAでは、生産者の生産性向上や農作業の負担軽減・農機具の正しい使用方法を伝えることを目的に、今後も各種講習会の開催を予定しています。