市内農家へ大学生受け入れ
東京農業大学の学生33人が、6月10日から21日まで2週にわたり、市内の農家でフィールド研修を行いました。JAは昭和41 年から同大学の農業実地研修を受け入れており、今年で56回目と半世紀以上もの長い歴史があります。
研修は、学生らが本格的に専門分野を学ぶ前に、農業・農村の実態を知ることや農業に対する理解を深めてもらうことを目的としています。
受け入れ先農家では、ぶどうの房切りや摘粒、りんごの摘果などを実習。学生たちは慣れない作業に苦戦しながらも、貴重な体験に真剣に取り組んでいました。作業を行った学生は「一つひとつが手作業で、こんなにも手間がかかっているとは思わなかった。農業の現状についてお話を聞くこともできたので、今後の学習に活かしていきたい」と話しました。
金井地区の受け入れ先農家の田尻裕之さんは「農作業は大変なことも多いが、楽しさもあることを知ってほしい。今回の研修で、もっと農業に興味を持っていただき、中野市のファンになってもらえると嬉しい」と期待を寄せていました。