JA女性部食農教育授業⑦~ナスのおやき作り~

JA女性部は「食と農の大切さ」を次世代に伝承するために、食農教育協力隊を募り、年間を通じて地元小学校の子どもたちと食農教育授業を行っています。
今回は、5月に1年生が女性部協力隊と植えたナスを収穫し、それを使っておやき作りを行いました。
おやきは長野県の代表的な郷土料理の1つで、親しみのあるふるさとの味ですが、今は家庭で手作りすることはごく稀です。
薄力粉と強力粉を合わせて水で溶いたものを手でこねて、おやきの生地を作ります。ナスはきれいに洗って輪切りにします。初めて使う包丁に戸惑いながらも「挑戦してみたい!」と言う子どもたちをサポートしながら見守りました。中に入れる甘みそを作り、次は包む作業です。1年生の児童にとってナスとみそをおやきの生地で包む作業はとても大変です。そこで、協力隊の若林孝子さんが考案したオリジナルレシピを準備し、子どもたちでも簡単に包める方法を紹介しました。生地からナスが飛び出てしまったり、みそが漏れてしまったり、苦戦しながらも1つ1つ丁寧に包んで蒸し器に並べました。
蒸し上がったナスのおやきをお皿に移して、みんなで〝いただきます〟のあいさつをして食べました。「おいしい!」とすぐに食べ終わってしまう子もいましたが、「ナスが苦手」と食べることを躊躇する子もいました。ですが、せっかく自分で作ったものを食べたいと勇気を振り絞って一口食べると「みそが甘くておいしい。このナスは食べられる!!」という言葉に「よかったね!」と女性部員も嬉しそうでした。