東京都大田市場での農産物流通を学ぶ

農産物の流通を学ぶ目的で、青年部盟友15名が令和7年1月27日と28日の2日間、東京都中央卸売市場「大田市場」を視察しました。平成元年に誕生した大田市場は東京ドーム8.5個分(386,426㎡)に相当する敷地を有し、青果・水産・花きを主に取扱い、中でも青果と花きは日本一の取扱規模を誇ります。
研修では各担当者から果樹類や花きの販売情勢、市場の機能や役割、現状について説明をいただき、参加者からは多くの質問が投げかけられ活発な意見交換の場となりました。
その後、青果部と花き部の卸売場を視察し、「定番のシャインマスカットをはじめ巨峰やナガノパープルなど黒系ぶどうの需要も高まっている」といったバイヤー、消費者からの要望・意見を聞くことができました。
このほか、住友ベークライト株式会社を訪問し、きめ細かな透過量調整技術により食品の鮮度を高い状態で保てる包装フィルム「P-プラス」について説明を受け、特に冷蔵ぶどうへの運用が期待されることから、盟友からは鮮度の問題など、多くの意見・質問が上がりました。
視察研修を終え、阿部達也委員長は「普段学ぶことができない市場の流れや、現場での生の声を聞き、盟友の生産意欲が一層高まったと思う。今後の青年部活動などにつなげていきたい」と感想を述べました。