凍霜害防止に備えて 対策講習会開く

JAと北信農業農村支援センターは4月9日、JAぶどうセンターにて凍霜害対策資材講習会を約20名の生産者が参加のもと開催されました。
JA管内では、令和5年4月に発生した凍霜害により、プラムやナシ・りんご等の結実に甚大な被害が出ました。本年も春先の高温傾向で開花が早まり、凍霜害のリスクが予想されます。JAでは補助事業を活用しながら凍霜害対策資材の導入を進め、灯油を燃料にした筒形のストーブ「オイルヒーター」を、技術員が実演を兼ねて説明しました。「オイルヒーター」は灯油10ℓで約10時間の燃焼が可能で、園地での稼働試験では約2℃の気温上昇が確認でき、凍霜害対策に有効な対策と期待されています。
りんご・もも部会の塩野谷忠彦部会長は「開花が迫っており、これからが本番。被害が出やすい園地に絞って早期に導入し、生産向上につなげていきたい」と総括しました。